ミス

こんにちは。認知症介護歴28年の看護師 林炎子です。

「お茶いれようか?」

あれ?なんか変じゃない?
いつもと違うやり方をしたり、道具の使い方がいつもと違ったり・・・。

びっくりして、つい注意してしまいます。「そうじゃないよ。どうしたの?」

そこで、はっとした顔をして、いいわけを始めることがあります。
「いや、違うのよ。お茶葉入れ忘れたわけじゃなくて、急須を温めようと思って・・・。」
「なによ!そんなに言うならあなたがやりなさいよ!。」と怒ったり。

 

 

なぜ、ミスをすると取り繕うのでしょうか?

 

自分に置き換えるとわかりやすいのですが、全ての行動は自分では正しいと思って行っています。
学習の4段階のところでも書きましたが、私達は身に付けた行動をほぼ無意識で行っているのです。

 

認知症はだんだんに学習してきたことを忘れるから、行動の1つ1つをちょっと忘れることが出てきます。
認識が切れてくるのです。
認識が切れると、できなくなりますよね?
でも認識が切れたことはわからないのです。

 

自分では、正しいと思って行っている行動、無意識で行っている行動が、変化するのです。
だから手順のミスや、行動のミスが出てきます。

 

自分ではできていると思っていたのにできていないことを指摘されたらどう思いますか?
恥ずかしいですよね?

情報を得て、友達に話したら「え?もうそんな話知っているよ。まだ知らなかったの?」と言われたら、どうでしょう?

恥ずかしいし、嫌な気分です。言い訳もしたくなります。
「あれ〜、おかしいな。インターネットでは最先端っていっていたのに。」などと、誰かのせいにしたくなります。

 

防衛本能が働くわけです。

日常生活で、今までできていて当然だったことを、ミスする。できなくなっていく。

「どうしちゃったのかしら?」という不安と共に「自分のせいだと思いたくない。」という気持ちも働いて、ミスを取り繕うような言動が出るのです。

 

対処方法

「ミスをしなくなる」はできないことですから、そこは目指しません。

 

ミスをしたことを指摘したり、責めたりせず、どうしたらいいのかをユーモアを交えて説明したほうが、スムーズにコミュニケーションがとれます。
「お母さん、お茶葉いれたほうが、美味しいお茶ができると思うよ〜(^^)」とできていないことを言うのではなく、してほしいことを言います。

もちろん、指摘しないでそっとさり気なくフォローする方法もありますね。^^

 

ちょっとの工夫で、介護がちょっと楽になる。そのお手伝いができると嬉しいです。



認知症介護を大変だと思っている方へ 簡単にできる認知症介護の無料小冊子を プレゼントしています。 ☆認知症介護歴28年・林もえこが教える☆ 「絶対に知っておいてほしい認知症介護の5つのポイント」 お申し込みはこちらから https://ninchishouch.jp/present/